青森県は本州の最北端に位置しており、青森市は県庁所在都市では全国で唯一特別豪雪地帯に指定されている日本有数の豪雪地帯である。そのため、雪国特有の問題である吹雪や視界不良による交通障害への対応、生活交通を確保するための除排雪や歩行者の安全確保など固有の課題が多く、これらを解決するために地域の知恵と工夫が求められている。
NPO法人青森ITSクラブでは、安全安心を目指し、2002年より冬期の豪雪地域におけるITS(高度道路交通システム)の活用に取組み、地域に貢献している。
<これまでの主な取り組み>
- 青森県への政策提言
- あおもりITS推進研究会の設立
- 道路情報ポータルサイト「青森みち情報」の提供
- GPSを活用した除排雪車運行管理システムの開発
- ITSクラウドとiPadを活用した観光交通案内の実施
- 公共交通情報ポータルサイト「あおもり交通情報」の提供
- 交通シビアリティ指標の開発(土木学会と東京大学と共同開発)
- 災害・防災情報の集約化を図ったプラットフォーム「あおもり防災情報」の構築
- 除排雪作業への道路交通ビッグデータの活用
- スマートフォンを活用した路面損傷劣化情報の収集
- 除排雪の効率化・省力化に向けた画像AI解析の開発