しゅうニャン橋守隊(CATS-B:Civilian Activity Team in Shunan for Bridges)は、インフラメンテナンスに危機感を抱いた有志の声掛けから始まった産・官・学・民のメンバーからなる任意団体であり、山口県周南市を拠点に2015年8月4日(橋の日)から活動しています。
 本隊は、その名の通り猫のように気ままに不定期に集い、インフラに関する簡単な座学と身近な橋梁の清掃や簡易点検を行うことで、インフラ施設の重要性を啓発し、現状を伝え、日常生活の延長線上で実施可能なメンテナンス体験を「家族で“楽しみながら”参加できる体験型アクティビティ」と位置付け、その機会を提供しています。
 本活動は、管理者の目が行き届きにくい橋梁を地元の建設技術者や利用する地域住民が清掃・点検することで、インフラへの愛着心から活動の持続性が生まれ、それが延命化の一助にならないかとの想いから始まったものですが、活動を継続してきた中で、普段「土木」に携わらない人達がメンテナンスへの理解を深めながら、インフラそのものに興味を持つ姿も見受けられたことから、「土木」の価値向上や将来的な担い手確保にも期待し、土木広報の要素も加えて活動を継続しています。

活動の様子
活動の様子